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UFC121
今回のビッグニュースは何と言ってもヘビー級王者、ブロック・レスナーがケイン・ベラスケスに敗れた事だろう。
レスナーはその恵まれた体格とパワーで圧倒するスタイルでヘビー級王者に上り詰めた。
元プロレスラーというところからくる低評価を一変させたレスナーだったが、その後の試合で打撃に対する脆さを見せるなど弱点も垣間見せていた。
そのレスナーに対したのがMMAパーフェクト・レコード、つまり無敗を誇るファイターのベラスケスである。
彼はスピードとテクニックを駆使したレスナーとは正反対のスタイルを得意としており、好対照の2人の対決には注目が集まっていた。
試合は序盤からその体格を活かして押し込もうとするレスナーをベラスケスが打撃で迎撃、組み合いにもつれ込んでもベラスケスがすばやく体勢を入れ替えてパウンドを放つという展開。
スタンドに戻ってからも打撃をヒットさせ、最後は膝蹴りからの猛攻でレスナーを沈めるという一方的な展開であった。
いくらスピードがあると言っても、体格やパワーが勝るものが圧倒的に有利である事は常識であるヘビー級でここまで王者が良いところなしの展開になるとは予想できなかった人も多いであろう。
今回の試合で私はその競技スタイルやレベルは違うものの、レスナーにボブサップの姿を重ねてしまった。
サップは一度ついた打撃への恐怖心が払拭できず格闘家としては大きく後退してしまったが、レスナーはそうならない事を祈るのみである。
個人的にプロレス最強というロマンを体現するものとして、レスナーの復活を願わずにはいられない。
UFC119
今回はホドリゴとホジェイラのノゲイラ兄弟が揃って出場する予定だったが、
ホドリゴの負傷の為急遽ミルコ・クロコップが代わりに参戦。フランク・ミアと戦った。
結果は右膝でダウンを取ったミアがそのままパウンドでミルコを沈めてKO勝利を飾り、
PRIDEからの日本のファンには少々残念な結果となった。
またホジェリオ・ノゲイラもライアン・ベイダーに敗れている。
このライアン・ベイダーはアメリカでUFC人気が爆発するきっかけとなった
「THE ULTIMATE FIGHTER」通称TUFというTV番組からデビューしたファイターだ。
この番組は簡単に言うと格闘家オーディション番組で、番組の開始と共に集まった
プロ格闘家志望の若者達がUFCへのデビューを巡って戦う趣向となっている。
日本でも昔「元気が出るテレビ」の「ボクシング予備校」や「ガチンコファイトクラブ」といった
コーナーがあったが、企画優先で素人同然の人間を連れてきたりしがちな日本と違い
デビューする人間もかなり本格派なようだ。
今回ホジェリオを破った事で、本人の実力と共に番組のリアリズムも証明した形になっている。
日本でもWOWOWで放送されているので、興味があれば一度見てはどうだろうか。